デジタルコンサルタントの視点

大手コンサルティングファームの現役デジタルコンサルタントの視点

人はAIに仕事を取られるのか?

この問いも最近よく話題になる。どうなるかはAIの品質次第ではあるが、経済が人を中心に回っている以上、仕事を取られるかどうかというのは、実はあまり問題ではなく、AIが様々なことをやれるようになった時に、人は何をすべきか。

というのが、答えるべき問いであろう。

 

なぜ仕事が取られる事がそれほど問題ないかというと、人が活動する経済というものをベースに市場や政治、経済などあらゆるものが動いているためである。どのような形になるかは、議論があるが、人が不要になるということは無いだろう。

 

どのような職業が無くなるかについては、様々なコンサルティングファームがレポートを出している。

そこには、工場労働や農業、運転やレジといったブルーカラーの単純作業的な仕事のみならず、会計士や医師、コンサルタント、さらには企業の役員の判断にも一部入れるべき。といったホワイトカラーの頭を使った仕事も含まれる。

ポイントは経験や情報から統計的、論理的に解くといった類の仕事はAIでもできると言うことである。

一方、解くべき課題を設定したり、クリエイティブな仕事、人とのコミュニケーションが重要視される仕事は残ると言う事である。

 

コンサルティングサービスもAIに取って代わられるポーションはたくさんあるだろう。しかし、AIで難しいのは、クライアントの本質的な課題を突き止めること。答えるべき問い。とよく言う。それ以外は置き換わる。問いがわかれば回答は簡単になるからだ。回答を導き出すには、過去の統計や事例、現行の環境分析、それらから最適なものを選定していく作業となる。これはAIが得意とするところ。

 

では、コンサルティングファームはどうすべきか?

これは、またの機会に書きたい。

 

次の疑問は、

残る仕事がはたして良いのか?

 

短期的には良いだろうし、職を変える必要が無い。という事に価値を置くなら、楽だろう。

しかし、残らない職の人たちが新たな職を作り出していくのであれば、そちらにシフトしていく方が楽しいのでは無いだろうか?

 

次は、どのような仕事が作られ売るのか?

ということを考えていきたい。

 

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